実は、現在、このWebサイトのリニューアル準備中です。
写真のプレゼンテーションをもっと充実させたいとは以前から考えていたのですが、なかなか手が回っておらず現在まで至ってしまいました。今、そのために未整理のままにしていた写真プリントを整理しています。また 今度のリニューアルをきっかけにメールマガジン(こっちも本当はこの春には開始予定だったのですが)もはじめたいと思っています。
1ヶ月以内にはアップする予定です。 どうぞよろしく。
PS
新しいWebづくりのために写真を整理していて、こんな1枚を見つけました。この写真は僕がカメラを手にしてすぐの頃に撮影したものです。ヨーロッパから日本へ戻る飛行機の機内から撮影した写真です。この風景を見て、今のWebサイトのタイトルにつけた『Trance-Orange-Express』 という言葉が浮かびました。オレンジ色の列車が世界の上を駆け抜けていく光景。 なんだかカメラを手に入れたときは、そんなオレンジ特急への乗車券を手に入れたような気分でした。 我ながら蒼すぎる話です。
ついでにいうと本当は「Trans-Orange-Express」が意味的には正しい英語。音楽好きが嵩じて「Trance」といちびったのも、また蒼さ故。恐縮です。
(新しいWebサイトにリニューアルするまでに、少しずつこれまでに撮影してきた写真を公開していきたいと思っています。)
2004.06.28 (Mon) Working Class Hero
先週末から、ポートレートを撮り始めた。
今日は、茅場町〜日本橋〜京橋〜銀座近辺をローライフレックスを肩からかけて歩いた。
あて などなく、ただ途中で出会う人達を撮影して歩く。休憩中のタクシー運転手、土木作業員、サラリーマン、店の裏で餃子を無心につくっている料理人、プラカードを掲げたアルバイト。どうやら僕は働く人の姿が気になっているようだ。暑い日の下、汗かきながら歩き続ける。 途中、ギャラリーを覗こうと思っていたけれど、立ち寄った2軒目も閉まっていたことで気付いた、大半のギャラリーにとって月曜日は休館日のようだ。気が重い月曜日は誰もギャラリーに行く気分ではないのかもしれない。それでも宝町駅の近く、ベイスギャラリーは開いていて、幸運にもそれは大竹伸朗さんの展覧会だった。1977年〜77年、彼がロンドンに滞在していた時のコラージュ。落ちていたマッチ箱、コースター、新聞記事を貼り付けたノート、日々を記録し続けた写真。熱があった。照り返しと篭った空気で咽そうなこんな日に、創作し続けるアーティストが放つ熱気に触れたことは嬉しかった。アーティストも労働者なのだ、大竹さんの作品を見て改めてそのことを感じた。
2004.06.21 (Mon)
「メトロミニッツ」最新号に昨年の「朝霧Jam」を撮影した写真が掲載されています。
写真はこちら↓。
それにしても、凄くいいライブでした。
2004.06.10 (Thu)
「すっかり風邪をひいてしまいました。先週も週末2日とも仕事だったんですが、雨降ったでしょ、あの雨に濡れてしまったからかもしれません。
また聞きの話なので、本当かどうかは分からないですが、「風邪をひかない人よりも、風邪を適度にひく人の方が健康だ」そうですね。
人は疲労がある程度溜まったら、自分自身に無意識の「休め!」というシグナルを発信するそうです。発熱や体のだるさという「状態」はそのシグナルで、それによって強制的に休息することになり、その後体力を取り戻し健康的な生活に戻っていく、ということだそうです。 風邪を引くのは「休んだほうだいいよ」という無意識の自分が自分自身に発信している警告なんですね。なので、適度に風邪になって、適度に休んだりしながら健康な状態を常に維持していく人こそ、実は健全だということなのです。
逆に怖いのは、風邪をひかない、という人。 こういう人は、自分自身の体調を自然にコントロールすることができず、ある日突然ばったり、なんてことがありえるそうですよ。 なので、風邪の時は無理に仕事などしないで、ゆっくり休むことが懸命であり、健全なわけです。 」
なんてことを話したら、「そんだけ話せるんなら仕事に戻れ!」といわれそうだな。
2004.06.06 (Sun)
次回の『メトロミニッツ』(東京都内の地下鉄構内で配っているフリーマガジン)に写真が掲載されます。屋外の音楽イベントの風景を撮影した気持ち良い写真で僕も気に入っています。ぜひ手にとってご覧ください。
2004.06.05 (Sat) 『Life From Europe』企画
久々に倉島君とJBに会う。彼らは昨年の12月から今年の3月末までONAIRしていたインターネット番組『Life From Europe』を僕と一緒に企画し創ってきた仲間であり、Webデザインを中心に、アートイベントのオーガナイズまで手がけているAsian Culture Organizeのメンバーだ。
『Life From Europe』は彼ら倉島君たちや仲間 の編集者達と一緒にチームを作り企画制作してきた。僕は企画ディレクションと5人の出演者のポートレート撮 影、そしてインタヴューアーとして参加している。この企画が終了してから、僕らはしばらく顔を合わせていな かったのだけど、今晩久々に再開することが出来た。顔を見たかったってことが一番なんだけど、「次は何をや ろうか?」という話もそろそろふっておきたかった。そして『LifeFromEurope』を再開しようという話を僕から 持ち出した。
もちろん、彼らも大賛成で早速来週また会って次のヴァージョンアップを目指したミーティングを していこうという話になった。
彼らが目黒川近くにつくった新しいオフィスは、以前よりも更にミクスチャー度が高まっていて、今日は最近こ のオフィスをシェアしているというオーストラリア人のデザイナーチームを紹介してもらった(Webデザイナー のJBも、実は英国人)。彼らが手がけている作品のポートフォリオを見せてもらったけど、ロックスピリットに 溢れていてとてもカッコよかった。僕は特にロンドンのセルフリッジのディスプレイをデザインした作品が気に 入った。そこには、7弦のFlyingV(これは珍しい!)、LouReedのポートレート、どこかのロックバンドが手書 きで書いたライブのセットリスト、マーシャルのアンプ等と一緒に、ファッションアイテムがコーディネートさ れていた。それは一見乱雑なようにみえて、ちゃんと色のバランスや配置が計算されていてなにかキラキラした 宝石が散りばめられているようだった。
その後、今年のFujiRockにLouReedやPJ Harveyが来るって話から始ま って、しばらく好きなロックアーティストや映画の話で盛り上がった。でも結局みんな「やっぱりチケット代が 高くて行けないよね」ってことになったんだけど。
さて、僕自身のポートフォリオ制作状況はというと....。あと少しってところです。今日はみんなと会えてまた パワーをもらえたっていう感じなので、更に更にがんばれそうです。では。
2004.06.02 (Wed) ミュージアム・ギャザリング
渋谷Bunkamuraでの『ミュージアム・ギャザリング』に参加した帰りに、PJ Harveyの新譜『Uh,Huh,Her』を購入。LondonのShepherd Bush Empireで見たのは前作の『Stories From The City, Stories From The Sea』が発売された直後のステージで、確か2001年の2月だったと思う。あの時のライブは本当に素晴らしかった、というか凄かった。あれから早いものでもう3年も経っている。今回彼女は日本に来てくれるそうで、それはあの『FujiRockFestival』のGreenStageに決まったようだ。個人的には夜のRedMarqueeのステージで見たいなと思う。2001年のEcho&Bunnymenの時のように、GreenStageにまで響く異様なテンションのライブを観てみたい。咽返るような真夏の夜に、ステージの前まで被りつきになって観てみたい、と思う。