７月１６日から、東京浅草の浪花家さんで、写真展『Seas』を行います。詳しい情報を【news】に掲載いたしました。オープニングイベントとして、写真家の平間至さんとのトークイベントを行います。また期間中ゲストの方々を迎えて、トーク＆スライドショーイベントも開催する予定です。ぜひご高覧いただけますよう宜しくお願いいたします。
2012.06.28 (Thu) travelogue #64 "Hokkaido"One of the Ainu native dress “Attsushi-Ori”, woven from Manchurian Elm fiber. On the back, Ainu patterns were embroidered, and made from small patches. Patterns around the the neck, on the cuff and the hem, can keep the the evil spirits out from entering though these openings. Women make this dresses especially for men they love. She showed me this important dress for her son. Looking her with silent, it was a really beautiful moment.
(Nibutani, Hokkaido, 2012.06.)
2012.06.26 (Tue) 海を眺める人たちとこの海にまた戻ってきた。離れていても忘れることはない。たくさんのことを思い続けることは難しいけれど、ひとつだけならこの私にもできるかもしれない。だから、何度でもここに戻ってくる。戻ってきたいと思う。
訪ねるたびに少しずつ海は変わっていく。人と自然との関わりも。今日は海岸で波乗りをする人たちを初めて見かけた。地形が変わって、新たにサーフスポットになったそうだ。「他に何もすることがないからね」。浜に上がったばかりの彼は呼吸を整えながら、それでも張りのある声でそう言った。
家族で海を眺めに来ている人たちもいる。手をつないで浜辺を歩くその姿に、海沿いの町に暮らす自分の家族のことが重なる。親子は穏やかな微笑みを浮かべていた。でも、言葉を交わして、この近くに住んでいる彼らがじつはこの日、震災以来初めて、１年３カ月ぶりに海に来たのだということを知った。
時は私たちを運んでいく。ゆっくりと、ゆっくりと。彼らの時間を、私は共有できない。ただ、この日、この海に来た人たちがいて、その光景だけは、確かに目の前にある。出会った人たちの笑顔が、柔らかく私に突き刺さる。
海岸から少し離れた漁港は、産卵期を迎えた海鳥の営巣地になっていた。幼いヒナは親鳥の陰から恐る恐る外の世界を眺めている。鳥たちが飛び交う様子を浜辺から見ている父子がいた。少年は父親の手を握りしめて離さない。私は声をかけることなく、２人の姿を、その時間を、見つめていた。 （＊産経新聞 2012年6月27日掲載 ）
(Ohya Beach, Kesennuma, Miyagi, 2012.06.17.)
2012.06.23 (Sat) travelogue #63 "Midsummer Feast"
(Higashikawa, Hokkaido, Japan. 2012.06.23.)
2012.06.02 (Sat) Back to the hotel fareast
(Lovers from Seoul, Korea. 2012.)
(Lovers from Miami, USA. 2012.)
Back to the hotel fareast again, I am gazing into their eyes.