1ヶ月間ほど手のひらに乗るほどの小さな35mmカメラで近隣を撮影し続けている。
こんな風に撮影しているのは久しぶりな気がする。4月に所蔵の目録を受け取りに清里フォトアートミュージアムに出向いたことがやはり影響しているようだ。これまでも意識していなかったというわけではないけどど改めて自分の写真が人前に晒されている状況を客観的に見つめてみるというのはやはり自分自身にとって良い機会だと感じた。何か自分にこびり付いていた余計なものを洗い落とすようなものだ。知らず知らずのうちに自分自身が吐き出した垢でまみれていることに気付く。清里からの帰りに、クルマを路肩に止め撮影している時に常用していたカメラを壊してしまったこともあって、帰宅後はコンパクトカメラ を持ち歩くようになった。むしろ垢を落とした後にはちょうどいいと、その後はずっと身軽になって、まるでカメラを最初に手にした頃のような気分で撮影している。
この1ヶ月間に撮影した数十本のフィルム を明日は一気に現像してみるつもりだ。さて垢は本当に落ちているのかどうか。