先日のGLAY/Takuroさんの写真はADの飯田さんと相談して最終的には11点をセレクト。
自宅の暗室で一気にプリントした。
相当な数のフォトセッションを経験した人だとは思うが、多分他にはない写真だと思う。
2005.11.18 (Fri) Takuroさん
GLAYのTakuroさんを撮影しました。
国道134号線沿いを茅ヶ崎から平塚へ車で移動しながらのショートトリップ&シューティング。
雲ひとつ出ていないまさにインディアンサマー(小春日和)。ペンタックス67とローライフレックスに、モノクロームのフィルム。まさに「RoadMovie」な感じで撮影しました。
Takuroさんのその優しい人柄に、何故彼の音楽があれほどまでに多くの人たちを魅了するのかよく分かりました。 素晴らしい1日に感謝します。
2005.11.17 (Thu) 写真展、はじまりました。
(photo by Kaoru Kuwajima)
今週木曜日から、大阪digmeout cafeでの写真展が始まりました。
初日の19時からはオープニングパーティーも催して頂き、沢山の方にお越しいただきました。
会場にお越しいただいた皆さん、本当に有難うございました。
また、digmeoutの谷口さん、棟廣君、cafeの古谷さんをはじめとするスタッフの皆さん、本当に有難うございます。心から感謝しています。
本当は金曜日まで大阪に居る予定だったんですが、撮影の仕事のために急遽最終の新幹線で大阪を発たなければならず、せっかく催して頂いたオープニングパーティーなのに早々に退席しなくてはなりませんでした。もっとゆっくりと色んな人とお話したかったのですが、それが出来なくて本当に残念でした。
僕は写真展の会場に掲示したテキストのなかで、
「僕達は今、高度に情報化され抽象化する世界の中で、試されているのだと思う。僕達の感性を、相手を想う力を、慈悲や友愛の心を、試されているのだと思う。」という言葉を書きました。
今回の『極東ホテル』のテーマはこの言葉に尽きると今改めて自分自身で感じています。
「僕達」とは書きましたが、他の誰より、まずは「僕」自身が試されている/試しているのだ、と自覚しています。
想像する力、想像する隙間を奪われ続けている状況の中で、「僕」は萎えたくはない。それがこの写真を撮っている最大の理由です。
この写真展が、他の誰かの「想像のための隙間」になることが出来れば嬉しいです。
まだまだこのシリーズは続けていきたいと思っています。
出来れば、この写真を持って全国を旅することが出来たら最高だなと思っています。
大阪の写真展が終ったらまた暫く撮影して、次の街での写真展を行い、そしてまた撮影しては次の街に行く。そんな風にすることで、「想像のための隙間」を色んな町の中に提供していくことが出来たらなあと、勝手に夢を見ています。
12月の3日~4日、写真展が終る週末にはまた大阪にお邪魔したいと思っています。
また大阪の皆さんにお会いできる機会を本当に楽しみにしています。
2005.11.17 (Thu) 個展準備完了
夜8時、大阪digmeout cafeに着きました。
谷口さん、ムネヒロ君、古谷さん、川崎さん、それにアーティストのZAnPon君、digmeoutの皆さんにお手伝いただき、お陰で無事個展準備完了。
有難うございます。心より感謝です。
その後「味穂」で、ドテ焼き、おでん、たこ焼き!
明日はオープニングパーティーです。
(by mobilephone)
2005.11.15 (Tue) 鵠沼海浜公園スケートパーク
(Skate Park 2005)
2005.11.11 (Fri) 京都へ日帰り取材
(by mobile phone)
今日は京都に取材で行ってました。
日帰りです。でもとても充実していました。
来週は、大阪digmeout cafeでの写真展オープニング・パーティー後、仕事ではなく、休暇で再び京都に行きます。
なので、今日はぐっと我慢して仕事を終えるとそのまま新幹線に乗って帰ってきました。
1枚だけCD買いました。取材先の京都三条ラジオカフェが入っているビルの中にあるCDショップ。凄くいいお店でした。買ったのは、『boom boom / atomic』。
ジム・オルークともセッションしているIngebrigt Haker Flaten(bass) & Paal Nilssen-Love(Dr)のリムズ隊が手掛けているノルウェイのジャズバンドです。
Radioheadの「pyramid song」をまるで初期マイルス・デイビスのようなスタイルで演奏してます。当たりでした。
2005.11.10 (Thu) 『BOB MARLEY & THE WAILERS/LIVE AT THE ROXY』
「One good thing about music, when it hits you feel no pain
(音楽って奴のスゲエところ、それは撃たれても痛みを感じないってことさ)」
という歌詞は何回聞いても鳥肌が立つ。この歌詞で始まる『TRENCHTOWN ROCK』で幕を開けるボブ・マーリィのライブアルバム『BOB MARLEY & THE WAILERS/LIVE AT THE ROXY』は定評どおり、今までリリースされたBOB MARLEY のライブアルバムの中でも最高の出来だと思う。彼のキャリアの最盛期、場所はハリウッド、ロキシー。会場にはボブ・ディランも居たそうだ。最も米国市場でアルバムが売れた時にも関わらず、演奏は恐ろしくタイトで、浮ついたところなど欠片もない。むしろ強靭で、ソリッドで、緊張感や刹那さに満ちている。名前が知れ渡った今だからこそ、言いたいことを言うぞ。要するに本気で戦っているわけだ。
世界中で最も流通しているミュージシャンのイコン、ポスターはBOB MARLEY だという。
要するに、それほど世の中には虐げられた弱者が多いということなのだと思う。弱者というのは決して、か弱く、悲しい存在という意味ではない、権力や権力者の都合の前で発言力、言葉を発することが出来ない立場に居る存在という意味だ。(その意味で本当は「弱者」と呼ぶのは相応しくない。)
インターネットの時代。最大のその可能性は「弱者」の言葉が世の中に流通する、そのことに尽きる。(それは、軟弱な者の弱音の掃き溜めという意味ではない。)
誰も70年代を懐かしがっているのではない。
今も、いや、今だからこそ、BOB MARLEY の歌を聞く理由が明確にある。
『BOB MARLEY & THE WAILERS/LIVE AT THE ROXY』
彼のどのアルバムよりも、一番お薦めします。
2005.11.08 (Tue) Rotten Fruits
遅くなりましたが、11月のカレンダーをアップしました。
今回は沖縄・久高島で撮影した写真です。
僕も家の中に飾ってみることにしました。
※毎月1点その季節に合う写真を選び、ダウンロードできるカレンダーにしてウェブに載せていますが、何点かプリントしていますので、今後オリジナルプリントをご提供していきたいと思っています。詳しくは【order】をご覧下さい。
2005.11.04 (Fri) 個展準備
11月3日、まさに文化の日に相応しく、暗室に入ってました。
ここのところ毎週末、天気が崩れて1年で最も好きな秋の季節をなかなか満喫できずにいたので、昨日の晴天に身体はムズムズしていたのですが、そこは大阪での初個展のためにと「我慢の子」になりました。
東京・四谷3丁目のルーニィでの写真展は全て六切りの小さなサイズのプリントで、フレームを使わずピンで会場の壁に直接留めるというラフな展示方法にしていました。
これはフレームに収めることで「ライブな感覚」をなくしたくなかったこと、もっと言えば「作品ずら」するのを避けたかった、わけです。
ドアを閉じればひとつの白い部屋として完全に日常から隔離できるギャラリーだったし、その中に被写体を「作品」ではなく、「人」として放つというやり方の方が濃厚な時間と空間を提供できるのではないか、そんなことを狙ってました。
小さなプリントだとどうしても近くに寄ってみることになります。一人ひとりの被写体とそうやってひとつの空間を共有し出会う、そんな風に写真を観てもらえたらと思っていました。
(と、まあかっこよく書いてますが、この辺はルーニイの篠原さんのアドバイスが非常に大きかったのです。篠原さんに感謝。)
さて。
今回の大阪digmeoutCafeは、半分開かれた空間です。
なので、東京と同じやり方がそのまま良いとは限りません。
色々とを考えた結果、今回はサイズも大きくして、しっかり額装することにしました。オープンな空間ではそちらの方が一人ひとりの存在を明確に立たせてくれるのではないか、と東京とは全く逆の発想にしました。
選んでみると新作も意外と多くなりました。
大阪以降も、これからも暫くこのテーマは続けていこうと思っています。