土曜日のオープニング・パーティー。
沢山の人にお越し頂き感謝しています。有難うございました。
何人かの写真家の方にもお会いしました。
中藤毅彦さん。尾仲浩二さん。
「フォトドキュメンタリーNIPPON」の審査員でもあった小林キユウさんも、奥さんと生まれたばかりのお子さんと一緒に来ていただきました。
小林さんも11月30日から表参道ヒルズのギャラリー同潤会で9年ぶりの写真展「ミツバチを育てながら」があるとのこと。小林さんの写真展のお話を聞いて、ヒルズになる前のあの古い同潤会アパートの一室で行った僕の初めての写真展のことを思い出しました。
後輩で、ミュージシャンである日比康造も来てくれました。以前僕が恵比寿のMILKというクラブでロックDJをやっていた時に、その場で彼のデモテープを聴いたことが出会いでした。(彼のデビューシングルには僕の写真が使われています。)
今回の展示写真の中に、インディアンのトーテムシンボルが刷られたTシャツを着ている旅行者のポートレートがあるのですが、それを日比君が見つけたことから、彼が以前アラスカのシトカに住んでいて、故・星野道夫さんと交流のあったクリンギット・インディアンのボブ・サム氏をはじめとする人々と一緒に暮らしていたという逸話を初めて知らされることになり、吃驚。彼とは長い付き合いだけど、この話を聞くのは初めてでかなり驚きました。
今僕の家には、星野さんの写真が壁に掛けられていて、僕は毎日その写真を眺め続けているのです。不思議な縁です。
写真展は12月9日(土)までやっています。
ぜひお越し下さい。
それでは、また。
2006.11.20 (Mon) 雨
今回の写真展は決まってから1ヶ月という超短期間での準備でプリントも金曜の夜にようやく出来上がった。でもプリントはバッチリ。土曜日さっそくルーニイの篠原さんに額装をお願いしに四谷三丁目へ。なんとか滑り込みセーフ。
その後、近くのLotus Roots Galleryで石塚元太良さんの展示を見てから、夕方、待ち合わせの横浜駅まで戻り、駅前のつばめグリルで牡蠣と生ビールと、定番のハンブルグステーキ。
よく考えたら朝から何も食べていなかった。あっという間に平らげ、ようやく一息ついた。
日曜日は、朝から雨。朝飯を食べにいつものご近所のハワイアン・カフェに行ったけど、他には誰も客がいなかった。流れていた曲は、イズラエル・カマカヴィウォオレの「Over The Rainbow/What A Wonderful World」。
雨の日にも似合うというのは、初めて知った。その優しい歌声は、冷たい雨を少しだけ温かくする。
改装中の逗子駅前の「珠屋」の前で、写真家の中平卓馬さんの姿を見かける。真っ赤な上着に真っ赤な帽子。彼がどこに向っているのかは知っている。彼もやはりこの雨の中、逗子海岸で催されている流鏑馬を狙いに行くようだ。
またちょっと身体が温かくなった。
明日は展示設営!
2006.11.17 (Fri) 写真展、最後の準備中
大伸ばしのプリントをチェック中。
(photo by mobilephone)
2006.11.13 (Mon) 冬へ。 そして新作写真展。
昨日の日曜日はあまりにも空が綺麗でした。
午前中、眠気覚ましに鎌倉・稲村ガ崎の温泉にふらっと出掛けてすぐ帰るはずが、まっすぐ伸びた国道134号線の向こうに見える富士山の姿があまりにもくっきりと美しく、もっと近くに行きたいと何気に車を走らせ、気がついたら芦ノ湖まで出掛けてしまいました。
確かに気温も低くなり、もう冬なんだなと感じながらも、冬だから出会える「蒼」に心躍りました。
こうした何気ない日常を、最近はSX70で撮影しています。もう既にフィルム自体は販売が終了していて、手元にある残り10本程を毎週1本ずつ撮影しているのです。ポラロイドの場合、フィルム側の電池の寿命があるので買いだめしてもあまり意味がありません。今手元にあるフィルムは来年の1月末で賞味期限(使用期限?)が切れます。これは恐らく今SX70用のフィルムを持っている人全員同じでしょう。来年の1月いっぱいまでは、あと何週間でしょうか。
蝋燭に火を灯すようにして、1本1本のフィルムを撮影していると、冷え込んでいく冬の日もなんだか少し嬉しく、そして暖かく感じるのが不思議です。
さて。
来週から、写真展がはじまります。今回は3人展です。
新しく撮影した作品も含めて10点程度になる予定。
「極東ホテル」というシリーズでは、個展が3回、グループ展が今回を合わせて3回、となりましたが、セレクトはこれまでで一番いい感じがしています。
また今回のセレクトをきっかけに、次に進んでいく方向性がかなりはっきりと見えてきました。
今回の写真展を契機に、もう一歩更に進化させていきたいと考えています。
多くの方に見ていただきたいと思っています。
どうぞよろしく。
『若手写真家3人によるポートレート・フォトドキュメンタリー』
出品作家: 明石瞳、鷲尾和彦、斉藤俊介
会期:2006年11月21日(火)~12月09日(土)
会場:EMON PHOTO GALLERY (東京・広尾)
TEL:03-5793-5437
開館時間:11:00~19:30 (平日)、11:00~18:00 (土)、日曜祝日休館
※オープニング・パーティー: 11月25日(土) 15:00~
2006.11.12 (Sun) 写真集『フォトドキュメンタリーNIPPON』
発売されました。
『フォトドキュメンタリーNIPPON』
発行: ガーディアン・ガーデン
発売: バジリコ株式会社
定価: 本体2,800円+税
ISBN4-86238-026-3