写真展「Seas」のクロージングイベントとして、写真家の佐伯くんとのトーク&スライドショー。この日のために「Seas」のスライドショーを新たに作成。昨年の赤々舎の東北スライドショーで上映した作品から、またこの1年でかなり変わったと思う。勿論、2011年に出会った海、そして「遠い水平線」の制作を経てなのだから。スライドの最後にはカラー写真を入れた。それはとても自然の気持ちの流れだった。潮目、というものなのか。流れには自然でありたいと思う。
海は何度撮っても「撮った」という感じはしない。あまりにも大きすぎるから。だから何度でも何度でも撮りに行く。きっと一生のことになるだろう。しかしこの「Seas」(果たしてそのタイトルのままになるかどうかは別として)は、あの海の姿が強烈に焼き付いている今、一人でも多くの人に向けて放ちたいという気がしている。
ともかく。今回の写真展の機会を頂戴した浅草浪花家さん、そして写真家の平間至さん、佐伯くんに心より感謝いたします。この機会があったことで、またひとつ僕の中でも学ぶことが多くあったと思っています。
(With Shinryo Saeki, photographer. Asakusa, Naniwaya, Tokyo. 2012.08.25.)
