2018.3.23
鷲尾和彦「Station / Station」展のご案内
鷲尾和彦「Station / Station」展
日時: 2018.4.7.(土) – 4.30.(月・祝)11:00 – 19:00
会場: 高架下スタジオ Site-A ギャラリー(横浜市中区黄金町1-6番地先)
入場料: 無料
休場: 月曜 (4月30日は祝日のため開場)
お問い合わせ:黄金町エリアマネージメントセンター
Kazuhiko Washio Exhibition “Station / Station ”
Date: 2018.4.7.(Sat) – 4.30.(Mon) 11:00 – 19:00
Place: Site-A Gallery Beneath the Railways (Yokohama, Koganecho)
Admission: Free
Close: Monday (except 4.30.Mon)
Info:Koganecho Area Manegement Center
※Opening Reception: 2018.4.6.(Fri) 18:30 ‒ 20:00
(※PRリリースより)
– 移動するとは何か、滞在するとは何か -
この度、黄金町エリアマネジメントセンターは、高架下スタジオ Site-A ギャラリーを会場に、写真家・鷲尾和 彦の個展「Station / Station」を開催いたします。鷲尾は、移り変わりのなかにいる人々を主な被写体として、撮影を行ってきました。今回は、作家が2015年9月にウィーン西駅で偶然遭遇したドイツへと向かう難民たちを収めた新作写真シリーズ「NEXT TRAIN」を日本初公開いたします。また、かつて「山谷」と呼ばれた日雇い労働者の町(東京・南千住)にある外国人旅行者専門の簡易宿で撮影したバックパッカーたちのポートレート写真「極東ホテル」シリーズを、同時に展示します。
安定した居住地から行き先が定まっていない人々が駅で過ごす姿と、海を渡り仮住まいの部屋で過ごすバックパッカーの姿は、多様な人々が行き交い、一時的に滞在し、そしてどこともなく移り住んでいく、黄金町のまち/黄金町 AIR の姿と重なります。日ノ出町駅と黄金町駅との間にある高架下のギャラリーに、安定的な場所 station から新たな滞在先 station へと移っていくさなかの人々の時間性を出現させることで、移動するとは何か、滞在するとは何か、その自由と権利の剥奪について問いかけます。
新作「NEXT TRAIN」シリーズを日本初公開
中央ヨーロッパの大都市を目指し移動する難民たちの写真を、インスタレーション作品として構築し、日本で初公開いたします。撮影から数週間後には、オーストリア共和国の政局が変わり、難民流入経路は遮断され、撮影が行われたウィーン西駅も難民たちに対しては封鎖されてしまいました。現在では見ることのできない、しかし今も行き場を探しさまよう難民たちのつかの間を、空間として立ち上げます。