2011.12.28 (Wed)  写真展『Wandering Souls』のこと

年明け、2012年1月7日から、神戸の写真ギャラリーTanto Tempoで写真展を行います。
昨年、東日本大震災のスライドショーとトークイベント、またチャリティー写真展に参加させていただいたことがご縁で、この度、個展を行わせていただくことになりました。
神戸市のある兵庫県は僕がうまれたところです。18歳のときに故郷を出て以来、あちこち行き歩いていますが、こうして故郷にあるギャラリーで作品を発表できることは本当に大変有り難いことと感じています。

今回の個展では、新しい作品シリーズ『Wandering Souls』を展示します。
未発表の作品ばかり、全て世界を旅する中で撮影した写真ばかりです。故郷での写真展という機会に、故郷から一番遠く離れた見知らぬ場所で撮影してきた写真たちを選んでみることにしました。

実は海外で撮影した旅写真は発表することを差し控えてきたところがありました。少々堅苦しい発想かもしれませんが、今生きている場所のことから始めたかった、生きている場所をよく見ることからはじめたかったというおもいがありました。この10年ほど、東京で制作した『極東ホテル』というシリーズ、日本各地の海辺を撮影してきた『Seas』、いま生きている場所の感覚(Sense Of Place)をテーマにした『Neighborhood』など、身近な場所をテーマに取り組み、写真集や写真展、あるいは書籍のかたちで発表してきました。また来春には、東北地方を撮影した『遠い水平線』というシリーズの写真展も行う予定です。

これらは継続中のものが大半ですし、これからも続いていくことになるとは思いますが、こうした写真を撮り続けて行く中で、「近く」と「遠く」の境界線を行き交うような行為が、またそうした感覚で写真を撮っているのが、自分自身なのだなあと少しずつ気付いてきました。近くの場所を深く掘り進んで行くといつのまにか遠くにつながる水脈を見つけることがあります。遠くの場所を旅していると、それがとても親しくて愛しい場所に重なってみえてくる時があります。そしてその間を行き来している自分が常にいることに気付きました。そしてそんな「運動」が、僕にとっての写真なのだと。

何かがカタチになったとか、完成したとか、そういうわけではないのですが、こうした「近く」と「遠く」とを行き来する感覚や運動について僕自身が気付いたことを、故郷での写真展という機会にテーマにしてみたいと思いました。実際には、90年代後半にはじめて買ったカメラで撮影した写真から2011年までに撮影した写真を見返し、その中からセレクトしています。いつかやってみたい、いつかきっとやれるようになりたいと思っていた写真展です。
ぜひご覧頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
 



2011.12.20 (Tue)  写真展『WANDERING SOULS』のご案内

Solo Exhibition "WANDERING SOULS"
Date: 2012.01.07 sat - 02.05 sun

Place:
GALLERY TANTO TEMPO, Kobe
3F, 2-1-3 Sakaemachi Dori, Chuo-ku, Kobe, Hyogo.
OPEN: 11:30 - 19:00
CLOSE: Wednesday, Holiday.

Artist Talk:
4th Feb, 16:00 - 18:00 (¥1, 000)
 
 



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